ゴトカン取材第2弾 ゴトカンの宝庫 ホテル&リゾーツ南淡路~PART1~
ゴトカンインタビュー第二弾となる今回は、淡路島が誇る一大宿泊施設「ホテル&リゾーツ 南淡路」に行ってきました!
(海の近くで圧倒的な存在感を放っています!!)
ホテル&リゾーツ南淡路には計4台のゴトカンがあるということで、どのような素敵な商品、そしてどのようなデザインのゴトカン自販機が待っているのかとウキウキわくわく(^^)/ PART1とPART2に分けて紹介していきます!!
そして今回は、ホテル&リゾーツ南淡路の営業部の安田さんにお話を伺うことができました。
安田さん曰く、南あわじ市福良に位置するこのホテルは、『選択肢の多さ』が売りだといいます!
南あわじ市ダントツ最多の300部屋を超える客室は、部屋タイプも豊富で、ビジネス、ファミリー、シニアと様々なニーズに対応。さらにレストランも和、洋、中を備えていて、その上温泉やプールもある。更に数多くの項目をクリアしウェルカムベビーを2018年に取得し、誰もが認める子ども受け入れ態勢を確立。ベビールーム3部屋、キッズコーナーも完備。まさに子どもからシニアまで楽しめる工夫が満載でした!
(充実のキッズコーナー)
(屋外プールも完備!)
(ベビールームにはボルダリングができるお部屋も!)
そんなホテル&リゾーツ南淡路がゴトカンを設置するようになったのは偶然の出会いがきっかけだったといいます。安田さんが南あわじ市にある観光施設、じゃのひれアウトドアリゾートに行った際に、たまたま見かけたのがゴトカン。そして同じ日にいざなぎ神宮に行くと、そこにもゴトカンが、、、!! 一日に二回もゴトカンと出会うとは。これはうちでもやろう!!と実施に踏み切ったそうです。安田さんの行動力が凄い!(笑)
正直売れるのかと初めは半信半疑だったそうです。しかし、バラエティーに富んだ商品は旅行客に人気で、売り切れが続出。部屋で飲めるお酒や旅の思い出にゴトカンを購入する方が多く驚いたそうです。その後、ホテル&リゾーツ南淡路だけのオリジナルデザインの自動販売機を作ったり、季節に合った商品を提案したりとどんどん進化を続けています。
(かわいいデザインのじゃのひれゴトカン)
(じゃのひれゴトカンの裏は飛び出るイルカ!)
(瓦自販機は伝統を感じる渋いデザイン!)
(瓦ゴトカンの後ろは飛び出る将棋の駒!)
そしてゴトカンは商品を販売する媒体としての役目だけではなく、写真スポットになり、広告としての役割も果たしてくれているといいます。メディアからの取材も何度もあったといいます。何も置いていない、少し寂しい印象だったロビーにゴトカンを置くことで、ホテルに新しい魅力を生み出していました。今後はホテル&リゾーツ南淡路の自社製品も展開していきたいと語ってくださいました。ちなみに最近できた淡路瓦の将棋セットは安田さんの一押しです!(^^)!
まさにゴトカンが自販機の枠を超えて、注目される観光スポットになった事例だと感じました!
ここからは、ゴトカンの生産者にスポットを当てていきます!!
【伝統の『瓦製品』 株式会社タツミ】
株式会社タツミでは、興津社長にお話を伺うことができました!
そもそも瓦の歴史は1400年を超え、淡路瓦も400年以上の歴史を誇るそうです。長い歴史のある瓦という文化が今でも生きているというのは非常に貴重なこと。
そして、その文化を支える「鬼師(おにし)」とよばれる鬼瓦を作る職人さんがいます。その数はだんだんと減少し、淡路島での最年少は41歳というのが現状だそうです。鬼師は10年修行して一人前といわれる世界で、10年たっても認めてもらえない人もいるほど高い技術が求められる職人のようです。そのため芸術大学出身者の鬼師さんも多いといいます。
それだけ高い技術を求められる瓦業界において今、株式会社タツミが熱い! 瓦を使ったユニークな商品を多数製造し、新しい価値を瓦に吹き込んでいます。今では様々な注文があり、新たな瓦文化として誕生しています!
(瓦で作られたトラは迫力満点!)
瓦製品に注目が集まり、再び屋根瓦に注目が集まっていくことを目指しているそうです!
(鬼瓦 魔除けとして使われていた)
そのような株式会社タツミさんがゴトカンに商品を出品したのは、純粋に「面白そうだった」からだそうです。(笑)
伝統文化である瓦が自動販売機で売れるのかということに興味があったそうです。インバウンドの影響で思ったより反響があったそうで、お土産として缶詰を購入できるビジネスモデルに良さを感じたといいます。
そんな興津社長は、もともと家業である株式会社タツミを継ぐ気はなかったそうです。大阪でフォトグラファーを目指していて、職人にフォーカスを当てた作品を残そうと活動をしていたそうです。そこで、「うちの実家も職人だ」と思い実家を取材。そこで瓦という文化の素晴らしさを感じ、自分が継ぐことでこの文化を残していきたいと決意をしたそうです。偶然というか必然というか、、、
このようなストーリーがあり、瓦が後世に残されていくというのは非常に面白いと感じました!
そんな株式会社タツミのゴトカン商品は、瓦製の小物「箸置き」と「アロマ」です。
(箸置き 瓦ならではの質感でかっこいい!)
(食卓がおしゃれに生まれ変わります(^^)/)
箸置きは5つ入っていてお客さんが来るときや少し気合いを入れたいときの食卓を彩ってくれます。
日本の伝統である瓦文化が、小物となって日々をおしゃれにしてくれます!
(アロマ 淡路島型でかわいい!)
ゴトカンでは6パターンのアロマストーンがランダムで出てきます!
付属のアロマ小瓶からアロマ瓦に液体を垂らすと部屋が素敵なにおいに包まれます。
株式会社タツミの商品は伝統と技術が詰まった、普段使いできるおしゃれな瓦の小物でした!
【『淡路島の海の幸』 じゃのひれアウトドアリゾート】
前回の記事でも紹介させてもらったじゃのひれは、生産者としてもゴトカンに参入中!
「サクラマススモーク」と「タイフレーク」はどちらも淡路島の海の幸を存分に味わえる一品。観光客がうれしい海の幸がゴトカンで買えるというだけで新鮮で心躍ります!
今回もじゃのひれの山形社長にお話を伺いました!
こだわりの両商品は、宿でのお酒のあてとして人気を誇っているそうです。ご当地の食品を食べたいというニーズと、自動販売機による販売によっていつでも買えるという利便性、ホテルの宿泊によってゴトカンの近くにいつでも観光目的の人がいるという強みがマッチしているのではないかと言っていました。アウトドアから食品の生産まで幅広く行っているじゃのひれさんはすごいと感じました!
(BBQやキャンプだけでなく、釣りもできるじゃのひれ!)
今後は更にお土産としての定着を考えているとのこと。ゴトカンという世界観がもっと広がって、ゴトカンめぐりの旅が生まれるような工夫を目指しているとのことでした。その中で、自動販売機に内蔵されているモニターから生産者の情報をアウトプットできるという強みに魅力を感じているようでした。
じゃのひれとゴトカンのコラボが今後パワーアップしていくことで、ゴトカンがもっともっと進化していくのではとワクワクしました!
(つまみに最高! サクラマススモーク)
サクラマスのうまみがギュッと詰まっていて、塩気もありお酒が進みました!
旅で疲れた体をおいしいお酒とつまみで癒せる一品!
(タイフレークのほかに木製のカエルを発見!(笑))
(ごはんとの相性ばっちり!)
タイフレークは塩気がちょうどよく、ごはんがすすむ!
やわらかい食感でとてもおいしい!
ごま油などほかの調味料をちょい足ししたり、他の料理にアクセントとして加えるのもおすすめです!!
今回の取材を経て、ゴトカン自販機は生産者の想いと設置側の想いが詰まっているものだと改めて感じました。双方の相性や遊び心、面白そうという好奇心が、観光客のワクワクにつながっていく。ぜひ淡路島観光の際にはホテル&リゾーツ南淡路のゴトカンを見に来てください!(^^)!
そして、ゴトカンの世界観やストーリーに触れるのもゴトカンの楽しみ方なのかもしれません。
まだ紹介できていない残り2つのゴトカン自販機についてPART2で紹介していきます!!
つづく、、、、